iPadの電源のトラブル

iPadの電源が入らない(つかない)時の5つの原因と2つの対処法とは?

iPadの電源がいきなり入らなくなる(つかない)と操作ができないネットも出来ない、LINEも出来ないととても不便でお困りだと思います。

この記事ではiPadの電源が入らない時の原因と対処法について解説していきます。

「目次から探す」以下をタップすると知りたい情報へジャンプできます。

1.iPadの電源が入らない(つかない)症状とは?

iPadの電源が入らない状態とは、
iPadの本体に通電がしておらず、まったく起動が不能なiPadを指します。

iPadを充電してみたり、サイレントスイッチを操作したり、電話がかかってきたときにiPad本体から音が鳴ったり、バイブが動作する場合は、画面が真っ暗な状態になりますので

iPadの画面が真っ暗(ブラックアウト)になる時の原因と3つの対処法とは?

をご参照ください。

2.iPadの電源が入らない(つかない)原因とは?

iPadの電源が入らない場合は下記の原因が考えられます。

  • iOSなどのソフトウェアが原因で電源がつかない
  • 基盤の故障で電源がつかない
  • 水濡れがありiPadの電源がつかない
  • 落下させてしまいiPadの電源がつかない
  • 本体の湾曲により電源がつかない

3.3つのバックアップ確認方法

電源が入らない状態のiPadのバックアップを過去に取ったことがある場合に

どこにちゃんとバックアップデータが保存されているかどうかの確認方法を解説していきます。

3-1.パソコンでのバックアップ確認方法

電源が入らない状態のiPadを過去にパソコンに接続してバックアップをしたかどうかをパソコンの中のデータから確認する方法を解説していきます。

MacでiPadのバックアップを確認する場合

 

バックアップのリストを探すには、
メニューバーで をクリックし、
「~/ライブラリ/Application Support/MobileSync/Backup/」と入力します。
または、特定のバックアップの場所を調べることができます。

iTunes を起動します。
メニューバーの「iTunes」をクリックし、
「環境設定」を選択します。
「デバイス」をクリックします。
目的のバックアップを「control」キーを押しながらクリックし、「Finder で表示」を選択します。

引用先:iPad、iPad、iPod touch のバックアップを探す

Windows 7、8、または 10 のパソコンのバックアップを確認する

バックアップのリストを探すには、
「\ユーザー\(ユーザ名)\AppData\Roaming\Apple Computer\MobileSync\Backup\」に移動します。

または、以下の手順でも探せます。
検索バーを探します。
Windows 7 では、「スタート」をクリックします。
Windows 8 では、右上にある虫眼鏡のアイコンをクリックします。
Windows 10 では、スタートボタンの横にある検索バーをクリックします。
検索バーに「%appdata%」と入力します。
「Return」キーを押します。
「Apple Computer」>「MobileSync」>「Backup」の順に各フォルダをダブルクリックします。

引用先:iPad、iPad、iPod touch のバックアップを探す

パソコン上に過去のバックアップ履歴があれば、バックアップを最後に作成した日付に近い状態のiPadに戻すことが可能になりますので、

ある程度心に余裕がある状態でiPadの初期化などの作業を進めることができるようになるはずです。

3-2.iCloudでバックアップ確認方法

電源が入らない状態のiPadを過去にiCloud経由でバックアップしたかどうかを確認する方法を解説していきます。

パソコンまたは他のスマホから
iCloud.comにサインインします。

「設定」のアイコンをクリックします。

「ストレージ」と「マイデバイス」を確認します。

「ストレージ」項目にバックアップがあれば、バックアップの最終日時は分かりませんが、iCloud上にバックアップデータが保存されていることは、間違いないです。

また、「マイデバイス」項目に電源がつかない状態になってしまったiPadが紐付かれているかが重要です。

「マイデバイス」項目に電源がつかない状態になってしまったiPadがない場合は、バックアップが作成されていない可能性があります。

バックアップがない場合は、データ復旧業者に数万円の相場で依頼をすることが可能ですが、どうしても取り出したいデータがある場合は、依頼をするのも手かと思います。

3-3.アップルサポートに聞いて確認する方法

電源が入らない状態になってしまったiPadのバックアップを他に確認する方法ですが、

iCloud.comにアクセスするための端末やパソコンが手元にない場合は、アップルサポートの電話窓口に問い合わせて確認することが可能です。

パソコンでのバックアップの有無調べることができないので分かりませんが、過去にiCloudでバックアップをとったことがある場合は、

iCloudでのバックアップ履歴とバックアップの作成日時をサポートの窓口の方が教えてくれます

アップルサポートのお問い合わせ先
0120-277-535
受付時間:午前9時から午後9時(年中無休)

4.電源が入らない(つかない)iPadの対処法とは?

iOSなどのソフトウェアが原因で電源が入らない状態になってしまっているiPadでしたら、

ソフトウェアの問題をクリアにすることで電源が入らない状態を改善することができる可能性があります。

4-1.iPadの強制再起動を行う

iPadの強制再起動を行うことで、iOSやソフトウェアの問題が深刻ではない場合は、

iPadの電源が入らない状態という問題は改善できる可能性があります。

iPadの強制再起動は「スリープボタン」と「ホームボタン」を同時に10秒長押しします。

iPad本体上部と下の丸いボタンを10秒程度長押しします。

長押ししていると、下記の画面が出てきますが、無視します。

さらに待つと、

リンゴマークが出くればOKです。指を離し、iPadが起動するのを待ちます。

4-2.DFUモードによる初期化を行う

iPadの強制再起動で電源が入らないというトラブルを改善できない場合は、DFUモードによる初期化でiPadのiOSをクリアにすることで改善できるかを試します。

DFUモードによる初期化を行うことでiPadに保存されている全てのデータが消えますので注意してください。

まずはお使いのパソコンに最新のiTunesをインストールしてください。

DFUモードのステップは

パソコンとiPadをライトニングケーブルで接続
iTunesを起動
「スリープボタン」と「ホームボタン」を長押し
押したまま6秒で画面が消える
そのまま4秒経過したら、「スリープボタン」を離す
「ホームボタン」を押した状態のまま6秒経つと
リカバリーのポップアップが出るので、
復元と更新へと進めばDFUへ入ります。

※4番で画面が消えるとありますが、電源が入らないiPadの場合ですと、画面が真っ暗なままだと思いますので、同時押しをして10秒が経過しましたら、「ホームボタン」/「音量下げるボタン」を離すが分かりやすいと思います。

DFUモードによるiPadの初期化を行っても、電源が入らない状態を改善できない場合は、原因はソフトウェアではなく、ハード面の可能性がありますので修理を検討する段階になります。

 

5.電源が入らないiPad修理前の6つ確認事項

修理が必要なiPadの例
ソフトウェアの問題を
クリアにしても改善できなかった
電源がつかないiPad
基盤の故障で電源がつかない
水濡れがありiPadの電源がつかない
落下させてしまいiPadの電源がつかない
本体の湾曲により電源がつかない
は、修理対応が必要なiPadになってくるのですが、

電源が入らない状態のiPadを修理に出す時に必要な6つの確認しておくべきことを解説していきます。

5-1.保証を確認する

電源が入らない状態のiPadの保証状況を確認します。

まず、IMEIを調べます。

★のiPadのIMEIの位置

IMEIが分かりましたら、
保証状況とサービス期間を確認するへ入力します。

sirial
電源が入らないiPadの本体に画面割れや、水濡れ、本体の湾曲、落下痕が無く、保証期間内であれば、無償での対応が可能かと思います。

5-2.修理の金額はいくら?

AppleCare+期間内または1年の製品保証期間内であれば、無償での交換が可能ですが、どういう場合に有料での対応になるのかをご説明していきます。

5-2-1.保証期間が過ぎてしまっている場合

ソフトウェアの問題をクリアにしても改善できなかった電源が入らないiPad

基盤の故障で電源が入らない

といった自然故障による不具合であっても、有償での本体交換の金額は発生してきますので、注意が必要です。

5-2-2.水濡れがありiPadの電源が入らない

水濡れが原因で、電源が入らない状態になる場合ですと、電源が入らない原因が水濡れにあると推定されてしまうので、

有償での本体交換の対応になります。

AppleCare+未加入 保証期間内
AppleCare+加入
iPad mini
iPad mini 2
22464円(税込み) 4,400円(税込み)
iPad、iPad 2、iPad Air、iPad (第5世代)
iPad (第6世代)
28944円(税込み)
iPad (第3世代)
iPad (第4世代)、
iPad mini 3、iPad mini 4、iPad Air 2
34344円(税込み)
iPad Pro (9.7-inch) 45144円(税込み)
iPad Pro (10.5-inch) 53784円(税込み)
iPad Pro (12.9-inch)
iPad Pro (12.9-inch)
72144円(税込み)

5-2-3.落下させてしまいiPadの電源が入らない

電源が入らない原因が落下によるものだと推定されてしまうので、有償での本体交換になる可能性が高いです。

落下により電源が入らないiPad本体交換の金額は下記になります。

AppleCare+未加入 保証期間内
AppleCare+加入
iPad mini
iPad mini 2
22464円(税込み) 4,400円(税込み)
iPad、iPad 2、iPad Air、iPad (第5世代)
iPad (第6世代)
28944円(税込み)
iPad (第3世代)
iPad (第4世代)、
iPad mini 3、iPad mini 4、iPad Air 2
34344円(税込み)
iPad Pro (9.7-inch) 45144円(税込み)
iPad Pro (10.5-inch) 53784円(税込み)
iPad Pro (12.9-inch)
iPad Pro (12.9-inch)
72144円(税込み)

5-2-4.本体の湾曲により電源がつかない(入らない)

電源が入らない原因がiPad本体の湾曲によるものだと、推定されてしまうので、有償での本体交換になる可能性が高いです。

湾曲による電源がつかないiPad本体交換の金額は下記になります。

AppleCare+未加入 保証期間内
AppleCare+加入
iPad mini
iPad mini 2
22464円(税込み) 4,400円(税込み)
iPad、iPad 2、iPad Air、iPad (第5世代)
iPad (第6世代)
28944円(税込み)
iPad (第3世代)
iPad (第4世代)、
iPad mini 3、iPad mini 4、iPad Air 2
34344円(税込み)
iPad Pro (9.7-inch) 45144円(税込み)
iPad Pro (10.5-inch) 53784円(税込み)
iPad Pro (12.9-inch)
iPad Pro (12.9-inch)
72144円(税込み)

5-3.貸出機はあるのか?

電源が入らないiPadを修理に出す場合に貸出機は必要なのか?

ということですが、貸出機が必要になってくるのは、

電源が入らないiPadがLightningコネクタにLightningケーブルが認識できないという問題が併発した場合には、

1週間の修理対応になりますので、貸出機が必要になってきます。

iPadの貸出機はありません。

5-4.iPadはどこで修理をするのか?

電源が入らない状態のiPadを修理ができる場所は、大きく分けますと、

直営店のApple Storeと正規代理店のApple正規サービスプロバイダがあります。

Apple Storeの店舗数は、全国7店舗で内訳は、宮城県1店舗、東京都3店舗、愛知県1店舗、大阪府1店舗、福岡県1店舗であるのに対し、

正規サービスプロバイダでしたら、全国に100店舗以上ありますのでApple Storeよりも比較的身近でApple Storeと同等の修理サービスを受けることが可能です。

全国の正規サービスプロバイダ一覧

5-5.iPad修理の予約は必要なのか?

Apple Storeの修理サービスが受けられるGenius Barは完全予約制になります。

Apple Storeの場所と時期によっては、3日先でないと予約が取れないという混雑状況なので

正規サービスプロバイダですと、当日来店で修理が出来る拠点もありますが、やはり同様の混雑状況の可能性がありますので、

予約されてからお店に行かれることをオススメ致します。

修理の予約はビックカメラ、カメラのキタムラ、クイックガレージが予約を承っています。

5-6.iPadを探すをオフにする

電源が入らない状態のiPadを修理に出す場合は、

iPadを探すというiPadに設けられたセキュリティの機能をオフにする必要があります。

5-6-1.iPadを探すとは?

「iPadを探す」とは
お使いのiPad、
iPad、iPod touch、
Apple Watch、
Macの紛失や盗難が
発生した場合に、

デバイスの位置情報を
確認して保護するのに役立ちます。

「iPadを探す」を
お使いのデバイスで
設定しておくと、
以下のことが
できるようになります。

地図上でデバイスの位置情報を確認する
サウンドを再生してデバイスを見つける
紛失モードを使ってデバイスをロック、追跡する
デバイス上のすべての個人情報をリモート消去する
引用先:iCloud: 「iPadを探す」機能の概要

5-6-2.iPadを探すをオフにする方法

電源が入らない状態のiPadですと、iPad本体から「iPadを探す」の機能をオフにすることが出来ないため、

iCloud.comにサインインしてiPadを探すをオフにする必要があります。

img_4663
iPadを探すをオフにしたいiPadのSIMカードを抜いておきます。

iCloud.comにアクセスしてAppleIDとパスワードを入力します。

次に「iPadを探す」を押します

iPadの所在地情報がマップと共に表示されますので、画面上部の「すべてのデバイス」を押して「所在地を確認中」と読み込み中状態なのを確認します。

読み込みが完了すると、緑色がオンライン黒丸がオフライン状態と確認できます。

オフにしたいiPadの横のとじるマークを押して削除をします。

iPadを画面から削除しますか?と出ましたら、「削除」を押すと、iPadを探すがオフになります。

その他のiPadを探すをオフにするやり方は以下を参考にしてください。

6.あなたに必要な行動ステップとは?

iPadの電源つかない状態になってしまった時にあなたが取るべき行動は、

iPadの
バックアップ状況を確認する

強制再起動を試す

DFU復元を試す
改善できない場合は修理へ

保証を確認する

修理をする場合は、
お店を予約する

iPadを探すを
オフにする

来店

といった流れがスムーズに解決することが出来るかと思います。